フランス語海外フィールドワーク奨学金

フランス語海外フィールドワーク奨学金

慶應義塾湘南藤沢キャンパス(SFC)フランス語研究室では、2014年度に、フランス語による海外フィールドワークを推進するための奨学金を設立いたしました。
古石篤子先生から卒業生に宛てたメッセージはこちら。

「フランス語による海外フィールドワーク」というのは、学生が自ら研究テーマを設定して、学んだフランス語を駆使してその研究を遂行するというもので、この奨学金はそのような研究のために渡航する学生に対する援助のための奨学金です。渡航は通常3週間から1ヶ月間、夏季あるいは春季長期休暇中に行われます。

これまでにSFCフランス語研究室では、SFCドイツ語研究室と共に、2008年、2009年の2年度にわたって慶應義塾未来先導基金より助成金を受け、フランス語圏およびドイツ語圏に学生をフィールドワーク研修に送り出しました。2年間このプログラムを行ってみて、このタイプの「研修」の意義の大きさに驚いております。これは単にフランス語「を」学びに渡航するのではないところにその特徴があります。特にSFCのように、社会・政治・経済やIT・環境問題などに興味を持つ学生の多いキャンパスでは、学生たちに強い学習のモチベーションを与えることに繋がったと言えますし、私たち教師にとっても、その外国語学習本来の目的をもう一度とらえ返させてくれる良い機会になりました。

しかし、残念ながらこの助成金は2年をもって打ち切りとなりましたので、後は自助努力をするしかありません。そこで私たちは卒業生の皆様や趣旨にご賛同いただける方々のお力を得て、2014年に海外フィールドワーク支援のための奨学金を設立いたしました。

17年度のフィールドワーク奨学金のご賛同いただける方は、以下の情報をメールあるいは郵送でご連絡いただくとともに、下記の口座にお振込いだければ幸いです。(メール・郵送のフォーマットは以下にあるWord/PDF形式をご利用ください)
◇フォーマット
WordPDF

◇ご記載頂く内容
●ご芳名(フリガナ)
●連絡先
1.ご住所
2.電話番号
3.メールアドレス
4.SFCの卒業生の方は、何期生であるか、あるいはご卒業がいつであるかもご記入ください。
●協力金額
●ご芳名の「三田評論」への掲載可否
*いただいた個人情報は、寄付に関するご連絡にのみ利用させていただき、それ以外目的には利用いたしませんのでご了解ください。

【メールの場合】
kunieda@sfc.keio.ac.jp
【郵送の場合】
〒252-0882
藤沢市遠藤5322 慶應義塾大学SFC フランス語研究室 「海外フィールドワーク奨学金」係

◇お振込先銀行口座
銀行名    スルガ銀行
支店名    慶應義塾大学出張所
口座番号   普通口座 3417184
口座名義   SFCフランス語海外フィールドワーク奨学金  代表 國枝孝弘

ご協力いただいた寄付金は、SFCフランス語研究室で取りまとめて、寄付者名簿とともに慶應義塾へ上記の目的の指定寄付金として寄付をいたします。(①今回のご寄付は、寄付金控除の対象となります。②寄付金控除についての詳細は、慶應義塾基金室HP (http://www.kikin.keio.ac.jp/)を参照ください。)

ご参考までにこれまでの研究テーマのご紹介
– 「パリにおけるモード支援体制の検証」
– 「大人でも読めるフランス児童文学によるフランス語圏社会文化背景知識の獲得」
– 「余暇時間に働きかける専門職員animateurの自発的参加型余暇デザイン方法を知る」
– 「文化的マイノリティの保全と発展の道を探る – ブルターニュ地方ロリアン市における第40回インターケルティック・フェスティバル取材を通して」
– 「フランス人の保育事情 母親のライフスタイル、日本に普及可能な保育サービスモデルの考察」
– 「寛容な共和国とは何か」
– 「鑑定人になる動機の検証とCRCIの現状および問題点」

派遣された学生たちは公募という形で募集され、研究計画書とフランス語運用能力レベルにより厳しく選抜され、帰国した後は、公の場でのプレゼンテーションと報告書の提出が義務づけられていました。彼らの報告書は提出後、「報告書」として刊行されております。過去の報告書閲覧をご希望の方はお申し出ください。

【報告書】
派遣された学生たちによる実際の報告書になります。よろしければご覧下さい。

  • 2014年度(PDF)
  • 2015年度(PDF)

今回このフランス語海外フィールドワーク奨学金設立にあたって、私たちはこれをかつてSFCにてフランス語を学んだOBOGと現役の学生たち、そして私たち(新旧)教師との交流の場ともしたいと考えております。この奨学金が設立されたあかつきには、ご寄付をいただいた皆様方には、奨学金を得た学生たちの帰国後の報告会にはぜひいらしていただき、学生たちが研究して来た成果に直接触れてコメントなどいただきたいと考えております。また、若い新しい感性で見て来たフランス語圏の情報は、もしかしたら皆様の刺激になり、何かのお役に立つこともあるかもしれません。そんな知的レベルの交流ができたら、私たちにはこれ以上の喜びはありません。

発起人(2014年1月)
井上輝夫 三浦信孝 古石篤子
堀 茂樹 國枝孝弘

フランス語海外フィールドワーク奨学金設立趣意書(PDF)