- 上級レベルのフランス語運用能力を身につけることを目指して、特定のスキルをみがくための科目群。《SFCフラ語》黒帯のための道場。
■【スキル科目は繰り返すことに意味がある!】
皆さんは「フランス語スキル」について、一般講義科目同様に一度単位を取ったら二度とは履修できないと、思い込んでいませんか。それは間違いです! スキル 科目は何度でも履修でき、卒業単位に組み込むことができます。そして、繰り返し履修すればするだけ力がつくように設計されていますので、納得のいくまで履修しましょう。
到達目標
- DALF: C1取得
- TCF: 約500-599点取得
- 仏検: 1級合格
授業時間数:科目毎に週1コマ
単位数:1科目=2単位
定員/クラス:なし
概要
インテンシブ・フランス語4修了のレベルに到達した学生――「SFCのフランス語」における黒帯――が、さらにいっそうフランス語運用能力(聞く・話す・読む・書く)を磨き、上級フランス語の力を身につけるための実践演習の場、それが「フランス語スキル」です。担当教員・授業名にかかわりなく、繰り返し履修して単位を取得することができます。
2022年度 春学期
- フランス語と市民性(水曜3限)(概要PDF 22/04/07 更新)
- このクラスでは、グローバル化する社会で求められる言語スキルを、異文化能力の観点から高めるため、いくつかのアクティビティをもとにトレーニングしていきます。
- 担当:倉舘 健一
- 文法(木曜3限)(概要PDF 22/04/07 更新)
- このクラスでは、皆さんがこれまで長い時間を費やして習得したフランス語文法を、もう一度見直し、使えるようにすることを目標にします。
- 担当:山根祐佳
- 原典講読(火曜3限)(概要PDF 22/04/07 更新)
- このクラスでは、フランス語の正確な読解力の向上を第一の目的に据えて、実際にフランスで出版されている本を題材にしながら多読をしていきます。
- 担当:宮代康文
- 口語翻訳演習(金曜3限)(概要PDF 22/04/07 更新)
- 我々日本人が最も苦手とする「聞く」能力を中心にしながら、「読む」「書く」「話す」といった能力も並行して訓練します。ペア/グループ・ワークを導入しながら授業を進めます。
- 担当:中尾 和美
- 専門表現のフランス語(木曜4限)(概要PDF 22/04/07 更新)
- 時事問題を中心に、毎週違うテーマを選び、ディベートの練習をする授業です。さらに、自らの研究テーマをフランス語で、アカデミックにプレゼンテーションできることも目指します。
- 担当:ルロワ, パトリス
- Lire, reformuler et discuter (火曜4限)(概要PDF 22/04/07 更新)
- このクラスでは、フランスをはじめとするフランス語圏の時事問題を取り上げ、さまざまな文化上のちがいにも目を向けながら、読んだり書いたり議論したりするためのスキルを身につけます。
- 担当:シルヴァ, ソニア
- TCF対策(金曜3限)(概要PDF 22/04/07 更新)
-
- フランス語の国際的な資格試験であるTCF(Test de connaissance du français)や種々の面接・面談などに臨むときに必要となる口頭でのコミュニケーション・スキルを身に付けることを目指します。
- 担当:ルロワ, パトリス
-
履修資格
フランス語スキルは、すでにインテンシブ4の単位を取得し終えている(成績は問わない)か、あるいは、毎学期の始めにSFCフランス語研究室が実施する予定の「フランス語スキル履修資格試験」に合格することができれば、履修することができます。
スキル 2021年秋学期の履修者たちからのメッセージ
<フランス語を履修して、その経験から得たことはありましたか?>
- C’est la vie. (総合政策学部4年 La pommeさん)
- 大学でのフランス語の授業はフランス語を継続的に学ぶためにとても効果的でした。自分だけで立てた目標では途中で諦めてしまうこともありますが、授業として取り組むことで最低でも週に90分フランス語に触れる時間があったのでとても良かったです。(総合政策学部2年 HKさん)
<フランス語の履修を考えている仲間にアドバイス>
- フランス語は英語に似て、学びやすい。そして、英語と同じように世界に広がる言葉です。しかし、英語とはどこか違います。少し変わった視点を得るためにも、フランス語は役に立ちます。そして、実は日本にすでにたくさんフランス語はあります。違うけれども、似ていて近いフランス語、学んで楽しんでみませんか?(総合政策学部4年 La pommeさん)
- フランス語を学ぶことは、映画や文学、人とのコミュニケーションを楽しむだけでなく、自分の母国語やまた別の言語の理解にきっと役立つはずです。フランス語を少しだけでも学んでみると、知らぬうちに使っていた和製仏語に気づくこともできますし、日常に潜む小さなフランス語に気づくことができて、日々がより一層深く、魅力的に見えるのではないかなと思います。(総合政策学部2年 HKさん)